・HARMANのストーブと今回の施工の特徴
・ストーブ本体を運ぶ導線の確保
・海外製ストーブの本体設置の特徴
・火入れとお引き渡し
HARMANのストーブと今回の施工の特徴
今回は、HARMANをご購入いただきましたお客様に取り付けを行ってきました。
<燃焼効率が高い>
HARMANの特徴は、とにかく燃える笑
日本製のペレットストーブでは、ドアを開閉する際にどうしても灰が舞ってしまい、開ける度に掃除機で吸い取る手間があるのです。
ですが、HARMANは独自のペレットの供給方法で特許を取得しており、ペレットを燃やし尽くして灰が本当に出ないんです笑
これは、冬場に毎日ペレットストーブを使用されるご家庭には、かなりの手間解消につながるので、ご自宅が広く家全体を暖めたいという方にはHARMANはとってもおすすめです。
<炎が大きく見える>
ペレットストーブは通常、上から落ちてきて供給されるので、火が縦に長く燃えるのですが、HARMANの場合はペレットが横から供給されるため、火が横に長く燃えるのが他にはない特徴です。
大きな窓から大きな炎がよく見えて、これぞストーブといった印象がHARMANです。
そんなHARMANを設置するためにクレーン車で向かい、玄関先でクレーンを使って下ろしてから運び出しをしました。
HARMANは、アメリカから輸入しているため、木材でガチガチに梱包されて届きます笑。本体を傷つけないように注意しながら、梱包を取り払っていきます。
ストーブ本体を運ぶ導線の確保
今回のHARMAN P43のように、本体の重さが100kg近いと、本体を運ぶ導線が大事になってきます。
100kgっていうと、大人二人が補助具をつけてなんとか持ち上がる重さです。
もし、2階に取り付けとなると、廊下と階段が本体と作業員が通るほどの広さが確保されているのか、事前に確認が必要になり、ときには2階の窓からクレーンで搬入するなんてこともよくあります。
今回、設置するのは1階リビングで、玄関と廊下ともにとても広さがあったので、本体は作業員二人で持ち上げて運びました。
ストーブ本体が重たすぎるので、複数回休憩を挟みながらですが笑。
煙突の部材の塗装を現地で行っています。
現地に本体を入れてから煙突の部材を組み合わせていくので、部材をいくつか余分に持っていくのですが、色が合わない場合はこうやって現地で塗装を行う場合もあります。
ペレットストーブは強制給排気または強制排気なので、あまりにおかしな煙突の設置をしなければ排気は行われますが、今回はこのような煙突を組みました。
海外製ストーブの本体設置の特徴
国内製であれば大丈夫なのですが、海外製ストーブならでは起こることを二つ挙げて説明していきます。
<安全装置>
海外製のペレットストーブは、元々地震用の安全装置が付いているとは限りません。
ですが、日本でペレットストーブを販売する場合、地震が発生した時に自動で消化されるように、安全装置の装着が義務づけられています。
ですので、海外製ストーブを取り付けするときに、安全装置を後付けでつけさせていただいています。HARMANでは正面向かって、本体下部の右側面に設置します。
また、この安全装置は、ストーブの位置をちょっと人為的に動かすときにも作動するので、ストーブが作動しないよという時は、まずこの安全装置が入っていることを疑った方がいいでしょう。
<電圧の変圧器>
日本と海外では、電圧が異なることはよく知られていますね。
最近では、パソコンやスマートフォンでは、交流電圧を低電圧の直流に変換しているので直接そのまま電源プラグに差し込んでよくなっています。
ところが、ドライヤー、電気ケトルなど発熱を起こす器具を扱う場合は、変圧器は必要になります。
電圧は日本と比べても1.2倍だったとしても、発熱量はその2乗になるので、1.44倍になります。
当然ペレットストーブもこの変圧器が必要になり、HARMANを購入された場合、変圧器を通しての設置になりますので、ご注意ください。
変圧器を壁の中に取り付けする等工事が必要な場合は、別途電気屋さんに発注をお願いしております。
火入れとお引き渡し
安全装置と、変圧器を設置したら、ストーブ炉内の耐熱版を設置して完了です。
本体にペレットを入れて、スイッチを入れてみます。
ところが、なかなか作動しませんでした。
その原因は、室内が既に電気ストーブで暖まっていたため、設定温度よりも室温が高かったのです。
ここで、HARMANを購入された方に気をつけていただきたいのが、HARMAN独自の安全装置で実際の室温より設定温度の方が低かった場合、作動しないというものがあります。
HARMANで作動しない場合は、既にエアコンや電気ストーブで室温が高くなっているときに起こり得ますので、知っておいてください。
やっぱり、HARMANのストーブの火はいいですね。ご主人様も嬉しそうになさっていて、こちらも嬉しくなりました。
この度は、ペレットマン所沢でストーブをご購入いただき、ありがとうございました。
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