・EDILKAMINのストーブと今回の施工の特徴
・壁が厚い場合の穴空け
・煙突の長さ調整
・火入れとお引き渡し
EDILKAMINのストーブと今回の施工の特徴
今回のお客様は、所沢市の多摩湖周辺で日本料理屋をされている水石音季(せせらぎ)様でした。
とても広く素敵な日本庭園があり、テイクアウトメニューも充実していて、何より料理のクオリティが素晴らしいので、お近くの方にはぜひ一度お越しいただければと思います。
<EDILKAMINを取り付け>
今回の施工で取り付けしたのは、EDILKAMINでした。
日本料理屋さんなので、デザインでいうと日本製のペレットストーブもいいのでが、今回はお客様も通られる廊下のスペースでの設置でしたので、縦長のEDILKAMINのサイズがちょうど良かったのです。
日本家屋でしたので、どうしても冬場は床が冷えるところ、ペレットストーブを設置することで室内でも暖かく過ごせると思い、ご提案させていただきました。
今回は、施工で特徴的な部分があったので、いくつかご紹介していきたいと思います。
壁が厚い場合の穴空け
今回は、日本家屋になり、壁は土壁でかなりの厚みと硬さがありました。
いつも通り、円切りカッターで切り目を入れた後に手のこで穴を空けようとしたのですが、円切りカッターと手のこが土壁に入っていかなかったので、方法を変えて穴空けをすることにしました。
このような場合、円切りカッターで穴の大きさをなぞった後に、電動ドリルで複数の小さな穴を円状に入れていき、穴から穴までをノコギリで円形に切っていきます。最後は、円形で壁ががぽっと外れました。
あとは、穴のサイズに合わせて電動ホールソーのドリルで屋外まで貫通させていきます。
これでなんとか、室内側の穴空け完了です。
ただ、穴を空けるだけと思われがちですが、それぞれ壁や、壁内の状況に合わせて空け方を変えて行う必要があります。
屋外側は、すでに室内側の穴が空いて、中心がきまっている状態なので、それに合わせて電動ホールソーのドリルの先を合わせて外壁の穴空けを行います。
屋外からは壁が厚く、電動ホールソーで20~30分ほど時間はかかりましたが、無事に穴が貫通しました。振動と音がすごいので、施工をする時には注意が必要です。ご近所でお隣の住宅が近い場合は、事前に挨拶をしておくことも大事です。その後は、ガラリを取りつけてビス止めをし、防水コーキングをして完了です。
煙突の長さ調整
今回、特徴的だったのが、飲食店なので大きなダクトが上を通っていて、その真下にペレットストーブを設置することになりました。
この場合、ダクトを避けて外に排気をすることになるため、煙突の部材の組み合わせはよく考えました。
煙突の部材は、ストレート(稼働領域のない長いサイズの一点もの)と、スライド(稼働領域のある短めのもの)がありまして、スライドの稼働領域内でうまく収まればいいのですが、収まらなかった場合、このようにストレートをちょうどいい長さに調整する必要が出てくるのです。
そういった場合は、部材をその場でサンダーを使って切断することにします。
実は、このように現場で部材を切断して、長さを調整するということはよくあります。
ダクトにぶつからないように、角度を調整しながら煙突が完成しました。この煙突の調整だけでおよそ3時間。合計で6時間ほどの施工となりました。
どうしても、煙突部分は部材を現場合わせできめていくので、長さが合わない時には時間がかかってしまうことがあります。
火入れとお引き渡し
最後は、海外製のストーブのためシングル煙突なので煙突ガードを設置して、無事に全ての施工が完了しました。
施工中ずっと、日本食の出汁の良い香りがしていて、きっとどんなめニューを注文しても美味しいのだろうなと思いました。
秋から冬場にかけて寒い季節に、ペレットストーブで暖まりながらお客様がお食事されることを考えると、私たちも施工してよかったなと思えます。
この度は、ペレットマン所沢でペレットストーブをご購入いただき、誠にありがとうございました。
今回の施工では、壁が厚いケースの穴空けと煙突の部材の調整について詳しくお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
ペレットマン所沢では、ご契約前に現地での下見とお打ち合わせを必須とさせていただいているのは、このようにお客様ごとに壁や設置環境が異なるためなのです。
お客様のご自宅や、新居でペレットストーブを設置したいご希望の方は、ぜひ一度いお話をお聞かせくださいね。
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