HARMAN

ペレットストーブの新築住宅への施工事例その2【HARMAN】

・HARMANのストーブと今回の施工の特徴
・煙突施工時の注意点
・火入れとお引き渡し

HARMANのストーブと今回の施工の特徴

「吹き抜けのある新築でお家全体を暖めたい」

今回施工してきたのは、HARMANのP43をご購入いただいたお客様で、ご自宅を新築された際に、1階と2階が吹き抜けとなっていているので、ダイニングに設置できて、お家全体を暖める暖房を探されていたようです。

そんなところ、このHARMAN P43では、約64平方メートルもの暖房面積をほこるので、十分お家全体を暖めることができるため、HARMAN P43をご提案させていただきました。

HARMANのペレットストーブには、他の施工のブログで燃焼効率がとても高いこと、炎が大きく見えるという2点をご紹介しています。

他にも特徴があるので、今回はその2点をご紹介したいと思います。


<ペレット全種類を燃やせる>

HARMANの特徴として、どんなペレットでも燃やすことができるのです。ここでさらに、ペレットの種類についてみてみましょう。

【ペレットの種類】

・ホワイトペレット
・バークペレット
・全木ペレット

通常のペレットストーブでは、基本的にはホワイトペレットと言って、樹皮を含まない木部のみで精製されたものを燃やします。こちらの方が、品質が安定していて、火力も強く、灰の量も少ないのです。量販店で販売されているペレットというと、このホワイトペレットが当たります。

ところが、価格は安いが品質が安定しているとは言えない、樹皮のみで精製されたバークペレット、木部と樹皮両方で精製された全木ペレットもHARMANのペレットストーブでは燃やすことができます。

それだけ、HARMANのストーブは、燃焼効率が高いということが言えます。燃料にお金をかけたくないという方に、HARMANを選択されるのはいいのではないでしょうか。

<炎が美しい>

他のブログでは、HARMANは炎が大きく見えるとご紹介しています。

それは、スクリューでペレットを前方に押し出す水平燃焼システムの特許を取得しているから、炎が横に長く大きく見えるのですが、実は要因は他にもあります。

HARMANのペレットストーブは、ガラスがミラーガラスとなっているのです。そのため、ガラス部分に炎が綺麗に映し出されるように演出されているのです。

着火していないときには、炉内は見えないようになっているので、インテリアとしての美しさも保たれるように考えられているのです。このあたりはさすが海外製。長年研究され続けてきて、ストーブを使う人の気持ちをよくわかってくれています。

さて、続いては施工の中身に入っていきたいと思います。


煙突施工時の注意点

ここで、煙突の施工における注意点を二つあげていきます。

<養生について>

ストーブの設置で養生を行うケースは2つございます。

「一つ目が、ストーブ本体を搬入するときフローリング等を傷つけないため。」

今回のお客様はご自宅を新築され、1階のダイニングスペースの角にペレットストーブを設置することをご検討いただきました。

現地調査をさせていただいた結果、玄関から入ってダイニングにストーブを搬入できるスペースを確認できましたので、当て布団で養生を行ってから、作業員二人で本体を搬入しました。

もし、この養生を行わなかった場合、新築の大事なフローリングや壁紙を傷つけてしまう可能性があるので、ストーブ本体を運ぶ時は必ず養生をさせていただいています。

本体が無事に搬入できたあとは、壁に穴をあけ、煙突の設置をおこないます。

「二つ目は、壁の穴あけ作業のときに、フローリング等への汚れを保護するため。」

このとき、既存の壁にホルソーという機械で穴を開けていくのですが、すごい騒音をたてながら、内装材、壁材が床に飛び散っていくため、養生のポリシートとテープで床を保護します。

せっかくの新築ですし、せっかくの新品ストーブです。汚れを残さないように、お引き渡しができるようにさせていただいております。


<煙突の高さの確保>

今回の施工では、1階のダイニングに設置したのですが、ダイニングの裏が玄関の廊下部分に当たりました。

このとき、もし煙突の先を人が歩く高さに設置してしまうと、毎日煙突の煙を直接浴びながら玄関を通りすぎることになってしまいます。

ですので、今回はできるだけ高い位置での設置を行わせていただいています。煙突の位置はこのようにケースバイケースで検討しなければならないので、現地調査がとても大事になってきます。

また、今回のように煙突に高さが出た場合、煙突の安定を保つために、補助具を設置します。これがないと、煙突の部材と部材が緩んできて、排気が適切に行われない可能性があるので、壁に補助具を設置することもあることを知っておいてくださいね。


火入れとお引き渡し

煙突も設置できて、屋外の煙突ガラリのコーキングも終え、ペレットを入れたら、いよいよ火入れになります。

無事に着火に成功しました。

上で説明させていただいた通り、ミラーガラスとなっているため、ガラスから綺麗に炎を映し出しているのにお気づきでしょうか。

ダイニングで毎日きれいな炎を眺めながらの食事なんて憧れてしまいますね。素敵なペレットストーブライフをお過ごし下さい。

この度は、ペレットマン所沢でご購入いただき、誠にありがとうございました。

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